時代は繰り返す
新潟県で活動しているホームページクリエイターの山後です。
今日は「時代は繰り返す」ということについてお話しします。
近年の技術革新は目覚しいものがあります。
どんどん新しいものができて、私たちはそれを何かしらの基準で良い/悪いを判断しています。
日々新しいものが作られているのに、なぜ「時代は繰り返す」とか言っているのか気になる方もいるかもしれません。
私は2004年からシステムエンジニアとしてサラリーマンをしていたのですが、そのときの主流はクライアント/サーバ型と呼ばれる仕組みでした。
企業のサーバ室と呼ばれるところにサーバと呼ばれる高性能のパソコンがあり、情報を一括管理していました。
その情報や業務アプリケーションを利用するために、個人が利用しているパソコンにアプリケーションをインストールする仕組みです。
その後、Web型と呼ばれる仕組みが主流となりました。
Web型とは、サーバと呼ばれるパソコンの中でアプリケーションを全て管理し、それを利用する社員はGoogleChromeやInternetExplorer(当時)さえあれば特に特別なソフトをインストールしなくても業務アプリケーションを利用する仕組みです。
そして、現在はスマートフォンやタブレットが普及し、アプリケーションをダウンロード・インストールする時代になっています。
クライアント/サーバ型と、今のスマートフォンやタブレットにアプリケーションをインストールする仕組みは、若干形は変わってきていますが、考え方は同じです。
情報を一括管理する仕組みは変わっていませんが、利用するためのアプリケーションは個々に持っていた方が都合がいいという考え方になったのです。
この流れで行くと、何かアプリケーションを利用する場合、個々にアプリケーションをインストールするのではなく、集中管理されたところにアクセスすることになっていくんだろうな、と個人的には思っています。
最近のスマートフォンの仕組みと過去の仕組みが似ているということを説明したかったら、ちょっと
専門的な話になってしまいました
すみません。
ちょっとわかりにくい説明で入ってしまいましたが、これは機械や方式だけに限ったことではありません。
人間社会においても同様です。
テレビやラジオなどのメディアが普及する前は、クチコミが主流でした。
というか、ものの良さを伝える媒体はクチコミしかありませんでした。
その後、テレビが普及すると、メディアに取材され、雑誌等で高評価されるとそこが人気になりました。
芸能人やその方面に詳しい人が店に来ることがステータスとなっていったのです。
そして現在は、インターネットが普及し、各種サイトやSNSが主流となり、その店に訪れたお客様がクチコミを載せ高評価が多いと人気が出るようになっています。
テレビや雑誌などのメディアに取材してもらって、お客様に気づいてもらう戦略を取っている事実は確かにあります。
私自身がよくやる行動の例を挙げてみます。
長年経営しているある飲食店が雑誌に掲載されていました。
カフェでその飲食店の情報を雑誌を見て、その飲食店がとても気になりました。
その後、雑誌に書かれている店名をグルメ情報サイトで検索し、評判が高ければ行こうという気になり、その店に行ったことがあります。
このような行動をとる人はとても多いのではないかと思います。
クチコミはいつの時代も影響力を持っているので、おそらくクチコミによる情報発信は廃れることはないと思いますが、テレビやラジオとは別のメディアによる発信から、人気が出ること必ず起こるものだと思っています。
今はゼロスタートから新しいものが出来上がる時代ではありません。
いろいろな組み合わせから価値を見出し、お客様に商品を提供する時代です。
しかし過去を振り返ってみると、少し仕組みは違っても同じような仕組みで繰り返されているものが多いので、このようなことを頭に入れておくと、これからのビジネスの波に乗り遅れることなく成功に向かって進んでいけるのではないでしょうか。
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