「1を聞いて10を知る」ことはできるのか
新潟県で活動しているホームページクリエイターの山後です。
今日は『「1を聞いて10を知る」ことはできるのか』ということについてお話しします。
何か相談をしたとき、少ししか話をしていないのにすべてをわかってくれる人っていますよね。
それこそ「1を聞いて10を知ってくれる」人のことです。
個人的には、しゃべってもいないのにすべてを知ってくれる人はいないと思っています。
もしそのような人がいたら、過去同じような経験をしたか、話を聞きながらたくさんのことを考えているのだろうと思います。
人間は学習しその経験を次に活かすことができるので、以前に同じような経験をしたら、それを回避する方法を考えることができます。
同時に、そのとき自分がどのように考え、感じていたかを思い出し、相手に伝えることができます。
だからこそ、たくさん経験を積んだ人に対して、質問が多く集まってくるのです。
しかも、その人たちから聞きたいことは、成功事例よりも失敗した事例、または失敗からどう立ち直ったかということを聞かれることが多いです。
共感することで安心感を得ますが、当事者は問題に直面しているので、その人の事例を参考に解決策を探します。
このようなことをしながら、問題を解決できた人はあなたの周りにもたくさんいるのではないでしょうか。
一方で、「そんな経験をしたことないのに、なんでそんなこと知っているの?」という人がいます。
なぜこのようなことができるのでしょうか。
それは、先のことを予測しながら話を聞きているからです。
このような人たちの多くは「1を聞いて、100も1000も考えて、10を伝えている」のだと思います。
私もたくさんの人から「よく気がつく」とか「察しがいい」という風に言われます。
なぜそのようなことができるかというと、周りを見て、どう話し、どう動くのがいいかをたくさん考えてその中でベストだと思ったことを実行しているからです。
人の考えとビジネスを比較するのは少しおかしいかもしれませんが、少しビジネス論と比較してお話しします。
ユニクロの創業者である柳井正さんは「一勝九敗」という本を出しています。
上場企業のビジネスですら10回やって9回は失敗するものなのです。
ビジネスは成功するためにいろいろなことを考え、実行します。
あらゆることを考えて実行しているビジネスですら1割当たればいいと考えられているので、日常の会話や生活の中では、もっと外れる確率は高くなります。
当たる確率を高めるためには、たくさん考え、より良いと思ったことを実行するしかありません。
何が当たりで何が外れなのかは経験を積まないとわからないかもしれませんが、とにかく考えて考えて考え抜くことが大切です。
もし、「1を聞いて10を知る」ような人になりたいのであれば、たくさんのことを考えて、その中から相手にとってベストだと思える回答を言えるようにしましょう。
と言っても、人から相談を受けたときいきなりこのようなことはできないので、自分の問題を紙に書き出し、その解決策を100個探し、その解決策の中から一番いいと思うものを実行するようにしましょう。
ダメだったら残りの99個の中からベストだと思うものを選んで実行してください。
これらを繰り返すことによって、考える力も身につきますし、同時に自分の問題も解決していきます。
紙に書かなくてもすぐに解決策がたくさん出てくるようになれば、きっと「1を聞いて10を知る」ような人と呼ばれるようになっていることでしょう。
考えることを継続するのは疲れます。
しかし、後々大きな成果となって自分に返ってきます。
だからこそ、常に考える努力をしていきましょう。
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