商品を作ってみよう
新潟県で活動しているホームページクリエイターの山後です。
今日のテーマは「商品を作ってみよう」です。
今までのプロセスの中で、「調査する」「自分の強みを見つける」「諦めない理由を作る」ことが完了しています。
今回は、実際に商品を作ってみましょう。
初めて起業する場合のポイントとしては、以下のものが挙げられます。
- コストをかけない
- オリジナルにこだわらない
- 呼び込み用と販売用の2種類を用意する
「あれ?そんなことでいいの?」と思われた人もいるかもしれません。
そうです。
最初はこれでいいのです。
では、一つずつ見ていきましょう。
Contents
コストをかけない
テレビで企業の商品の開発費が「何千万円」や「何億円」というニュースを見て、商品開発にはお金がかかると思っている人もいるかもしれません。
確かに商品開発にはお金がかかります。
資料の制作
資料の印刷
会場の手配
告知
ホームページ制作 ・・・などなど
あらゆることに時間とお金がかかります。
だからこそ、時間とお金がかからないように努めてください。
ちなみに、ここで言っている「コスト」とは、時間とお金の両方を言っています。
では、どうすればコストがかからないのでしょうか。
そのポイントは2つあります。
- 試作品を作って、反応を見る
- 手戻りをなくす
これらについて解説します。
試作品を作って、反応を見る
いきなり全てを作ることは大変です。
なので、自分の中で一番のポイントとなるものを試作品として商品化してみましょう。
例えば、何か講座をやりたいのであれば、一番のポイントだけを資料化して誰かに見てもらうことでもいいでしょう。
お菓子屋をやりたいのであれば、クッキーを焼いて、誰かに食べてもらうことでもいいでしょう。
コーチやカウンセラーのように人と話をする、治療家のように人と接することを仕事にするのであれば、10分だけ話をする、10分だけ施術するといった短時間かつ低単価のものを用意して、お客様にお試しで体験してもらうことでもいいでしょう。
とにかく、短時間でお金をかけずに、何かを作ってみてください。
試しに作って、周囲の人に聞いて見ると、自分が考えていたものとは違う反応が返ってくる場合があります。
良い反応、悪い反応。
こうした方がいいという意見、ここが悪いという意見。
お金や時間をかけて、全てを準備して、誰も興味がないものだったら悲しいですよね。
そうならないために、小さくてもいいので、自分の中の肝となる部分を試作品として作って、反応を見てみてください。
試作品を作る段階で、自分の強みを見せることができるとさらに良いです。
「強みを出すことができる=差別化できる」
ということなので、試していく中で自分の強みをどのように活かせるかも合わせて考えてみてください。
手戻りをなくす
商品づくりが進んでいき、あと一歩のところで土台から間違っていることがわかって、1から作り直し。
これは、はっきり言って時間の無駄です。
手戻りが発生する要因は、調査不足、計画不足です。
調査する時間を考慮していないことが要因でもあるので、全ては「計画不足」と言ってもいいでしょう。
いつまでに、何をやらなければいけないか。
どのように作るか。
これで間違いないか。
行動する前に、スケジュールを立てて行動しましょう。
慣れていないうちは何から手をつけていいかわからない場合もあるので、「1ヶ月後までに○○まで作る」「2週間後までに試作品を完成させる」という程度のざっくりしたもので構いません。
ゴールを決めて、ゴールするために必要な項目を洗い出し、それぞれにどれくらいの工数がかかるか、と言った内容を考えてください。
実践していくと精度はどんどん高くなっていきますが、最初の頃は予定通りに進まないものです。
その場合は、スケジュールを見直しながら行動していってください。
ここで注意していただきたい点は、調査や計画が終わったところで満足して、次のアクションを起こさないといったことにはならないようにしてください。
「市場を調査する」というブログでも書きましたが、調査よりも行動の方が大切です。
行動の方が大切ですが、時間は有限なので手戻りをなくし有効な時間の使い方をする必要があるのです。
オリジナルにこだわらない
商品開発を行う場合、オリジナルにこだわってしまう人がいます。
これは得策ではありません。
というのも、奇抜なものは敬遠されがちだからです。
敬遠されているものは売れません。
売れないとビジネスとしては成り立たないので、やはり売れるものを商品として扱わなければなりません。
今の時代、あやゆる分野において先駆者はいます。
初めて起業する人は、その人たちをとことん真似してください。
「成功者はどのようなことをしているのか」というのは、「業界を調査する」、「市場を調査する」で調べていると思うので、それを真似するのです。
いくつも参考になるものがあれば、その中からどれがいいかを自分基準で選んでください。
誰かの真似でも、大勢の人の中から1つずつ選んでいくと、それが個性に変わります。
真似することを恥ずかしがらずに、どんどん真似していってください。
中には「アイドルになりたいし、旅行にいって写真を撮るのも好きだけど、今このような活動をしている人はいない」という人もいるかもしれません。
成功しているアイドル、成功している写真家はたくさんいます。
そのような場合、全国各地を旅して、現地の人と触れ合いながら写真を撮り、活動記録の写真をブログにアップする「会いに来てくれるアイドル写真家」と名乗って活動してもいいと思います。
見てわかる通り「会いに来てくれるアイドル」は「会いに行けるアイドル」のパクリです。
自分の写真をブログやホームページに載せている人はたくさんいます。
奇抜なものは難しいですが、組み合わせや細分化した先にニッチな市場がある場合があります。
そこを見つけて、真似をし組み合わせることで、自分なりの商品が出来上がっていきます。
オリジナルにこだわらず、売れている商品を真似して自分の商品を作ってみてください。
呼び込み用と販売用の2種類を用意する
試作品を作りながらの作業になりますが、商品の中には呼び込み用の「フロントエンド商品」と実際に販売したいと考えている「バックエンド商品」があります。
フロントエンドは呼び込み用なので、低額または無料で提供している商品です。
服屋や雑貨屋などのバーゲンセール、各地で開催している低額セミナーや低額サービスなどがこれに該当します。
そこに来てくれたお客様に対し、「もっと興味があれば、さらに上の商品もありますよ」というのがバックエンド商品です。
3000円や5000円のセミナーに参加して、最後に何十万円の商品を紹介された経験がある方も多いと思います。
そのような場合、「なんか、悪どい商品だなー」と思われるかもしれませんが、必ずしも悪いわけではありません。
例えば、子供をピアニストにしたい親がいたとします。
最初の頃は、子供がピアノを好きになるかわからないので、近所のピアノ教室の先生に月5000円くらいで通わせることが多いと思います。
しかし、その子にピアノの才能があり、コンクールでも賞をたくさんとるようになってくると、月何万円もの月謝を払い、さらにレベルの高い教育を受けさせるのを苦に思わないようになります。
自分がもっと成長したいと思ったら、人はお金を払ってくれるのです。
しかし、見ず知らずの人に何万円、何十万円もお金を払ってくれる人はいません。
だからこそ、フロントエンド商品でお客様を集め、自分を知ってもらう必要があるのです。
また、服屋や雑貨屋のように商品を扱っているのであれば、バーゲンセールをやって、店で扱っている商品を来ていただいた方に見てもらって、ファンになってもらう活動をします。
服屋や雑貨屋は、ある程度相場も決まっており、法外な値段設定もないので、定期的にバーゲンセールを行い、集客しているところもたくさんあります。
バーゲン以外にも、百円ショップのような店以外、低額商品と高額商品もあります。
サービス業・販売業にかかわらず、フロントエンド商品とバックエンド商品はは販売戦略として存在するものなので、覚えておきましょう。
終わりに
いかがでしたか?
「諦めない理由は?」と思われた方もいるかもしれません。
商品を作っていく中で、大変な思いをすることはたくさんあります。
その時に諦めない理由を見直してください。
諦めない理由は1つの商品を作るだけでなく、ビジネスを継続していくために必要なことです。
なので、諦めない理由は常に自分の中で持っておくようにしましょう。
今日はだいぶボリュームが大きくなってしまいました。
読むのも大変だったと思います。
今回書いた内容はビジネスを行う上で非常に重要なので、しっかりと理解して商品を作るようにしてください。
次回は作った商品を試しに売ってみるといったマーケティングについて説明します。
お楽しみに。
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