できる人になるために 〜的を絞ろう〜
新潟県で活動しているホームページクリエイターの山後です。
今回は「的を絞ろう」をテーマにお話しします。
ビジネスをする上で、「的を絞ろう」ということはよく言われています。
このブログを読んでくれている人の中にも、「的を絞ろう」ということを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
「できる人」というのは、大小さまざまな「的」を設定しています。
では、どういうことか説明していきます。
Contents
「的」にはどんなものがあるか?
できる人が設定している「的」とは、どんなものがあるのでしょうか。
例を挙げると、以下のようなものがあります。
- 今日やらなければいけない仕事
- 今日以降期限を設定してやらなければいけない仕事
- 目の前の顧客
- 見込み客
- 見込み客以前の一般の方々
これらについて、一度に処理しようと思っても無理があります。
だから、「今日はどれをやるべきか」「明日は何をやるべきか」ということを考えて作業を進めていきます。
その中で、今日やることが「ブログを書く」だったとします。
「ブログを書く」ということが決まっても、「何を書くか」ということはその時点では決まっていません。
「何を書くか」を考えて、テーマを決めていきます。
このような順で、どんどん的を絞っていきます。
私もブログを書いていて、役に立つことや勉強になることをお伝えしていますが、テーマの設定には苦労しています。
絞り込みができれば、あとはそれを「どのように伝えるか」を考えて作業を進めていきます。
「なんでそんなに的を絞るのが必要なの?」という人もいるかもしれません。
いくつかありますが、個人的に一番大きい理由は、「1人では一度で全部を対応できないから」です。
企業でも個人でもそうですが、資源には限りがあります。
お金、人、土地、人脈
「○○さんのところは、なんでもあって羨ましい」と思うかもしれませんが、ないものを羨ましがっているだけでは何も始まりません。
人それぞれ、得意不得意はあります。
「長所を伸ばしたほうがいい」という人と「短所を克服したほうがいい」という人がいますが、私は「長所:短所」の割合を「7:3」くらいにして自分を成長させていったほうがいいと思っています。
「短所の克服も必要なの?」という人もいるかもしれませんが、必要です。
なぜなら、人の信用を失うのは一瞬だからです。
短所を改善しようともせずにほったらかしにしておくと、ミスを対応できずに進んでいくことがあります。
苦手なものをミスすることが多いので、自分を成長させるためには短所の克服も必要です。
「どうしてもムリ!」というのであれば、得意な人を仲間に入れるのでもいいと思います。
その場合、「人を探す」という時間や手間がかかるので、かける労力はゼロではありません。
しかし、短所の克服はおもしろくないし、苦痛です。
だから、全体の3割程度にとどめておいたほうがいいのです。
残りは長所を伸ばす方に力を注ぐといいと思います。
ただ、いくら得意だからといっても、95点を100点にするのは大変です。
それよりは60点を80点にするほうがよっぽどラクにできます。
「ちょっと苦手かもしれないけど、、、」というところを少しずつ改善していくことで、よくなっていくことはよくあります。
「何を伸ばすか」ということをしっかり考え、一つ一つこなしていったほうが成長するスピードは早くなります。
それ以外にも、的を絞る理由があります。
- 一度に受け取ることができる数には限りがある
- 伝えたいものに磨きをかけることができる
- 選ぶ目を養うことができる
ここまできて、段落が長くなってしまったので、段落を分けます。
一度に受け取ることができる数には限りがある
自分ができることに限りがあるのと同じで、受け取る方にも一度で受け取ることができる量は決まっています。
会社のPRについても、伝えたいことや仕事の内容を書きたいだけ書いてしまったら本が1冊できてしまうようなところもたくさんあります。
しかし、A3裏表だったり、小冊子だったりにまとめておくことの方が多いです。
それは、「書きすぎても伝わらないから」です。
技術を売りにしている会社、社員を大切にしている会社、最先端の技術を取り入れている会社、お客様のことをどこよりも考えている会社・・・
どの会社も、お客様や社員は大切にしている(だろう・・・)し、自分たちの会社の技術には誇りを持っています。
でも、その中で何を伝えたいかを絞って、パンフレットを作っているのです。
それは、「読んでくれている人に良さを伝えるため」
これに尽きます。
できる人は、このことをよく理解しています。
だからこそ、あれこれ手を出さず、一点集中で人に伝える努力をしているのです。
伝えたいものに磨きをかけることができる
あれこれ手を出さないでよくなれば、1つのものに集中することができます。
10のことを一日かけてやるよりも、1のことを一日かけてやった方が精度が高いに決まっています。
1つに集中した方が、制度を高めることができるのです。
私は、「磨いたものは必ず輝く」ものだと思っています。
もしかしたらその色は金色や銀色のような光沢ではないかもしれませんが、他にはない魅力が備わってくると思います。
磨いて、磨いて、磨きまくるからこそ、他とは違った魅力が備わってきます。
今は柔軟にものごとを捉えてくれる人が増えてきたので、「1点だけを攻めましょう」という人は少なくなってきました。
でも、的を絞って「一点突破」の気持ちで長所を伸ばし、魅力を伝えることは必要だと思っています。
自分、または自社の魅力を最大限まで輝かせるためにも、的を絞るのは必要なのです。
選ぶ目を養うことができる
「的を絞る」ということは、「複数あるものの中から選ぶ」ということです。
「どれを選べば、人の役に立つか」「人はどんなものに興味があるか」といったようなものを選ぶ目は非常に重要です。
自分の趣味だけでビジネスをしていても、うまくは行きません。
一時的にはヒットするかもしれませんが、継続するのは無理でしょう。
では、どうすればいいのでしょうか。
それは、たくさんの意見を聞いて、やるべきことを選択することです。
いいものを選べば、評価が上がります。
悪いものを選べば、評価が下がります。
たくさんの意見を聞けば、「どんなものが好まれているか」の方向性を知ることができます。
でも、最終的には自分で判断をしなければなりません。
「今は評価が低いけど、これからもっと伸びるはずだ」というものがあれば、他の人の意見を押し切ってでも選ばなければならないときがきます。
うまくいかないこともありますが、一度の失敗で諦めることなく、何度も繰り返すことで選ぶ目が養われてきます。
何度も失敗して、選ぶ目を養う努力をしましょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
「できる人」をテーマにしていたはずが、「ビジネスにおいて絞ることの利点」になってしまいました。
「できる人」はものごとを俯瞰して見ることができます。
だから、ビジネスにおいても、人間関係においても、絞ることの大切さをわかっている人だと思っています。
あれこれ手を出しすぎてパンクしたり、どっちつかずで諦めてしまっている人が私の周りにもたくさんいます。
そうならないためにも、的を絞ってこなしていくように意識しましょう。
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