できる人になるために 〜削る〜
新潟県で活動しているホームページクリエイターの山後です。
前回は「的を絞ろう」をテーマにしました。
多少かぶるところもあるかもしれませんが、今回は「削る」をテーマにお話ししたいと思います。
普段、こんな感じで言葉の使い分けはしませんが、
- 的を絞るのは、「複数あるものの中から選択する」
- 削るのは、「一つに決めたものを攻めれる武器に変える」
ことを意味しています。
では、「削る」ためのポイントを説明しようと思います。
スリム化する
自分の想いや考えは、どんどん膨らんでいきます。
それは仕方がないことだし、普通のことだと思います。
起業してビジネスするだけではなく、普段の生活の中で妄想が膨らんでくることは多いのではないでしょうか。
大切なのは、ある程度膨らんだものをスリム化することです。
付け足していくだけでは結局何もできないし、伝えたいことが何なのかもわかりません。
伝えるときや行動するときには、膨らんでしまったものをダイエットしてスリム化することが必要なのです。
さまざまな要素を詰め込んでギュッと圧縮することで、すき間を埋め、実現しやすくなるのです。
「『できる人』と『できない人』の考え方の違い」でも説明しましたが、
- 単純(シンプル)に考える
- 明快(クリア)に考える
- 芯(太い柱)を持っている
ということが重要です。
数が増えるとシンプルではなくなるし、芯がなければブレてしまいます。
自分の中で明快になっていないと、人に伝えるのも難しいと思います。
考えるだけでも「単純」「明快」「芯」が重要になってくるので、行動に移すとなるともっともっとスリム化する必要があります。
目標は「単純すぎるのでは?」と思えるくらいまで削ること。
削ることで、大抵のものは磨かれていきます。
磨くことで他との差別化も図れ、自分独自の色を出せるのです。
幕の内弁当よりカルビ弁当
何かを成し遂げようとするとき、同時にあれこれ手を出しても結局はうまくいきません。
これはブログの中で何度もお話ししています。
いろいろなものに手を出すこと。
これは、お弁当でいうと「幕の内弁当」です。
お弁当の中で「幕の内弁当が悪い」と言っているわけではありません。
私自身、食べたいものが決まらなかったら、幕の内や日替わりを頼んでしまうので・・・
でも、そういうときに頼んだものは、あとから考え直して見ると「おかずって何が入ってたっけ?」となってしまい、思い出せないことが多いです。
みなさんの中でも同じように考えたことはあるのではないでしょうか。
一方で、「カルビ弁当」であれば、ご飯とカルビです。
他に漬物などが入っているかもしれませんが、メインは決まっています。
当然のことながら、幕の内弁当よりカルビ弁当の方がおかずのインパクトは強いです。
「あれもある」「これもある」だと、最終的に記憶に残らないのです。
恋愛でも一緒です。
恋人ができて、「どこが好きか?」を挙げたときに、
- 料理が上手なところ
- キレイ好きなところ
- 気がきくところ
- 趣味が合うところ などなど・・・
たくさん出てきたとします。
最初の頃は「そう言ってもらえたら、好きって言われたところを全部がんばろう!」と思って無理をしてしまいます。
もともとの性格が言われたものであればいいですが、好きな人といるときは自分をよく見せたいと思って、多少なりとも無理していると思います。
今回挙げたくらいの数であればなんとかなるかもしれませんが、100個も200個も出てきたら、非常に重く感じてしまうのではないでしょうか。
恋愛観は人それぞれ違うので、「違う!」という人がいたらすみません。
これは私の個人的価値観ですが、たくさんポイントを挙げすぎるくらいなら、絶対的なチャームポイントを一つ見つけてあげる方がいいと思っています。
正直、たくさんありすぎると重い・・・
そんな風に受け止めてしまいます。
これはビジネスにおいても同じだと思います。
自分の経験を振り返ったときも、たった一つの情報だけの方が記憶には残っているからです。
一つのものを選び、その中でも厳選したものをさらに磨く。
こうすることで、心に響く言葉ができるのだと思います。
チャームポイントの見つけ方
実は自分のことが一番わかっていなかったりします。
自分では「空気読める人だよ」と思っていても、周囲の人からしてみたら「天然」で通っているかもしれません。
自分の中の「普通」は、自分が生きてきた人生の中で作られたものなので、誰かにとっての「普通」ではなかったりします。
私自身、自分のことを「ごく普通の、平均的な人間」と思っており人にもそのように言っていますが、「サンゴは変わってる」とか「普通ではない」と言われることが多々あります。
一時期、「人畜無害」と表現していましたが、「コンサルタントとして活動するのに影響を及ぼさない人間ってないよな」と思ってそのように言うのはやめました。
「人畜無害」と言っていたけど、周りとの比較であって、やっぱりいろいろな人に影響を与えていたんだとは思います。
さて、ここでの本題に戻ります。
チャームポイントは、以下のように見つけると良いでしょう。
- 人に聞く
これが一番確実で、手っ取り早いです。
このチャームポイントを、商品に活かすようにしてください。
このとき、あなた自身の魅力を自分でPRするのではなく、親友の魅力を異性に紹介するようなイメージで伝えるようにするといいでしょう。
そうすることにより、より一層多くの方に伝わっていきます。
このポイントを考慮して、伝える努力をしてください。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
「絞る」と「削る」
意味が似ていましたが、個人的にこの2回で伝えたいことはだいたい書けました。
本来なら1回のブログでまとめてもよかったのですが、最近停滞しがちなので、毎日書くために分けさせてもらいました。
「とんがる」「突き抜ける」とうまくいく、と言われています。
それは「絞る」や「削る」と言う工程を経て、結果的に「とんがる」「突き抜ける」ことができているのだと思います。
ビジネスを行う上で、膨らむことと絞ること、つまり発散と収束の時期は必ずあります。
広がっている最中に無理に広げることをやめなくてもいいですが、まとめなければいけない時期、行動しなければいけない時期がきたら収束させることを心がけましょう。
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