日本の文化・風習の根本について考えてみる
新潟で活動しているホームページクリエイターの山後です。
今日は日本の文化・風習の根本というか、「日本人の特性」について考えてみようと思います。
と言っても、幅が広すぎるので、今日はダメな点を考えてみようと思います。
なぜこのようなことを思ったかというと、つい先日、実家で親戚のおっちゃん連中と話をしていて「あれっ!?」って思ったからです。
私の実家は、新潟県にある出雲崎という田舎です。
ホント、過疎地です。
年寄りしかいません。
車がないと生活できません。
夜になると、(天気が良ければ)星がすごくキレイに見えます。
家の中に入ると、携帯の電波がたまに圏外になります。(docomo回線ではね。au回線だと大丈夫なようです。)
こんな田舎だからこそ、風習というものをとても大事にします。
お盆に帰ったときは、「棚参り」で親戚の家に行って、挨拶なんぞをしていました。
毎年そんなお盆を過ごしているので、「お盆は行楽地で遊ぶ」なんてことをやったことはありません。
来てくれた親戚を相手するか、親戚の家に行くかのどちらかです。
「どこにも出ないから余裕じゃん!」って思われるかもしれませんが、そうじゃないんですよ。
前置きが長くなってしまいましたが、そう行った場所でおっちゃん連中(おじいちゃんと呼ぶ方がしっくりくる人もいっぱいいる)と話をしていて気になったことをお話しようと思います。
日本は出る杭が打たれる文化
親戚のおっちゃん連中と話をしていて感じたのは、「文句は言うけど行動しない」と言うことです。
「今は年寄りが増えてきたから、今から手を打っておかなければダメだ」
「でも、◯◯さんにお願いしても、口ばっかりで何にもしてくれないから、あの人はダメだ」
「たまに意見してみたら、叩かれるか、『おめさんがやってくんなせ(訳:あなたがやってください)』って言われて、誰も手伝ってくれない」
なぜこんなことが起きてしまうんでしょうか。
日本の文化の特徴として、足並みを揃えるというものがあります。
私もこの文化に長く触れているので、いい点も悪い点もあることを知っています。
いい点としては、全員が平等であるということ。
終身雇用が当たり前だった日本では、これはまさにジャストフィットした制度だと思います。
しかし、今は時代が変わり、仕事も生き方も多くの選択肢が出て来ました。
そうなると、足並みを揃えることができなくなっていきます。
でも、足並みを揃えないと「何だ、あいつは!」となり、叩かれてしまいます。
叩かれた結果、他の人と同じになってしまうのです。
そう言いながら文句を言っているくせに、リーダー不在だの、首長がダメだなど、こっち側でも文句をいう人はたくさんいます。
正直、「どっちやねん!」ってツッコミたくなってしまいます。
人と違うことをやっても叩かれるし、今の世の中がダメだと思って違うことをやろうとしている人も叩かれる。
「結局誰に投票しても一緒!」って言い訳をして文句ばっかり言ってる人が多いように思います。
「世の中や会社を変えたかったら、自分がまず変わろうよ」って最近特に思います。
それでもリーダーを求めている
毎年のように「理想の上司ランキング」などがテレビや雑誌に出て来ます。
自分ではない人に、「もっといい世の中にしてよ」って期待しているんですよね。
それは仕方がないことだと思いますが、個人的には人に期待しすぎているように思います。
所ジョージさんやタモリさん、池上彰さんなんかは毎年のように「理想の上司」として出てきていますが、彼らはもうすでに、自分が活躍できるように変えているです。
彼らはテレビに出ている有名人であり、バラエティの概念を変えた実績があるから、「私の周辺の環境も変えてほしい」って思うんでしょうが、彼だって万能ではないし、そもそも自分が活躍できる場があって、自分の周辺にいる人が楽しんでくれているのだから、まったくの見ず知らずのあなたの周りまで範囲を広げたりはしません。
そこは誰もが理解しておく必要があると思います。
一昔前は「オンリーワンになれればいい」とか言っている人も多くいましたが、最近はそれほど聞かなくなりました。
それだけ個人が尊重されるようになったのと、集団の中でいることが楽だっていうことを悟ったからなのだろうと思います。
そういう集団意識の中で、「やっぱり自分以外の誰かが先頭に立ってほしい」と思うのは仕方がないことだと思います。
私は思ったことは結構口に出してしまうし、行動に移してしまう傾向にあるので、「そこまで文句があるなら自分でやればいいじゃん」って思ってしまいます。
それができないから、全てを汲み取ってくれるリーダーを求めているんでしょうけど。。。
集団でいる以上、ある程度まとめてくれる人は必要だと思います。
ちなみに人をまとめるには、大きく分けて2種類があります。
一つは、自らが先頭に立ち、みんなを引っ張っていくリーダー。
もう一つは、みんなの中心だったり後方にいて、みんなをまとめていくマネージャー。
上の絵で例えると、サザエさんがリーダー、マスオさんがマネージャーということになります。
どちらも大事な役割だと思いますが、これを混同してしまっている人が非常に多くいます。
個人で仕事を回すのが上手いから、チーム全体の仕事を回すこともできるだろうと管理職に抜擢されたり、管理職だから部下を引っ張っていかなければいけない立場にさせられたり。
自分以外の人に期待するのも結構ですが、自分にできないことを人に期待するのですから、何でもかんでも期待して、期待したものができないからと言って否定するのはやめたほうがいいと思います。
リーダーになるべきか、マネージャーになるべきか
どっちも重要な立場なんだったら、どっちになったらいいでしょうか?
その人の性格にもよるので、どっちが向いているかはわかりません。
「本当はリーダーになるべきなんだろうけど、人を引っ張っていくのは苦手。それよりもみんなの意見を聞いてまとめていくほうが得意」という人もいると思います。
そういう人が無理してリーダーを務めようとするとどこかでしわ寄せがきます。
そうであれば、適任の人を見つけてくるほうがよっぽどいいです。
適所適用。
これに尽きます。
ま、お金を稼げるのはリーダータイプか、マネージャータイプかと言われれば、当然リーダータイプなんですけどね。
これはちょっと考えればわかると思います。
オレ、ちょっとおもしろいこと考えたんだけど、少しでいいから協力してくれない?」っていう人は、産みの苦しみがあるかもしれませんが、協力してくれる仲間やスポンサーが集まれば
一気にお金が入ってきます。
マネージャータイプだと、ここまでの積極性がないので、ここまで一気に話が進むこともないと思います。
終わりに
うーん、ちょっと話がまとまらなくなってしまいました。
今日お伝えしたかったことは、「人に期待しすぎないで、自分で考えて行動できる人になろう」っていうことです。
そうすることで、自分ができなかったことを人にやってもらったら感謝することができるし、相手のことを認めることもできます。
また、意見を出し合うことで、より良い答えを導き出すことができます。
何もせずに文句を言っているだけの生活から一歩抜け出して、行動してみましょう。
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